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ビールなら大量に飲めるのに、水だと飲めないのは何故?

夏のビアガーデンに行くと、大ジョッキを勢いよくあおりながら、一気に何杯もあけてしまう人をよく見かけます。
これに関して、
「水とビールは、そもそも入るところが違うのさ」
などという人もいます。
が、考えてみれば、これは実に不思議なことです。
ビールだと、何故このように、大量に飲めてしまうのでしょうか?
この不思議さの鍵は、やはりというべきか、アルコール分が握っていました。
ビールのアルコール度は5%前後ですが、胃で吸収される性質があります。
さらに、アルコールが吸収されるときには、ついでに水の分子もいっしょに吸収されるため、ビールはいくら飲んでもお腹がいっぱいにならないのです。
一方、普通の水は、胃では吸収されません。
腸まで行って、初めて吸収されます。
しかも、そのスピードは非常に遅いのです。
そのため、いったん胃がいっぱいになってしまうと、もうギブアップとなり、それ以上飲めなくなってしまうのです。

「ビール、お注ぎいたしましょうか?」「はい、お願いします」
ちなみに、水を一度に大量に飲むと、嘔吐反射(おうとはんしゃ)といって、いっきょに逆流しかねないのでご注意。
なお、ビールの歴史はかなり古く、紀元前3000年頃には、既に、メソポタミアに世界最古の都市国家をつくったシュメール人が飲んでいたようです。

詳しくは、「ビールは、いつの時代から飲まれている?」をお読みください。

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カテゴリ:[雑学]