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日本人が「お辞儀」、欧米人が「握手」なのは何故?


伝統的に、日本人の挨拶(あいさつ)は「お辞儀(おじぎ)」、欧米人の挨拶(あいさつ)は「握手」です。
これは、何故なのでしょうか?
欧米人が握手をするのも、日本人がお辞儀をするのも、基本的には同じ意味
欧米人が握手をするのも、日本人がお辞儀をするのも、基本的には同じ意味が含まれています。
欧米人の場合、握手をするのは、相手に右手を預けることで、敵意(てきい)がないことを示すためです(もともとは、手に武器を持っていないことを相手に示すために始まったものともいわれます)。
日本人の場合、体の中で最も重要な部位である頭を下げることによって、やはり相手に敵意がないことを示すためです。
双方の挨拶の仕方が違うのは、文化の違いだけでなく科学的な理由も
しかしながら、ここでひとつ疑問がわきます。
そもそも、日本の挨拶がお辞儀、欧米の挨拶が握手や抱擁(ほうよう)となったのは、どのような理由によるものなのでしょうか?
これを、「文化の違い」といってしまえば話は終わりですが、実は、これにはちょっとした科学的な理由がありました。
それは、日本が「高温多湿な国」だということです。
日本は高温多湿で 、特に、夏場は汗で体中がベタベタします。
そのため、さほど親しくない間柄で、手や体を触れ合うのは、お互い不快感を抱くもとになりかねません。
そこで、離れたままでできるお辞儀が挨拶となったと考えられています。
実際、お辞儀は日本だけでなく、同じく高温多湿な東南アジアの国々でも行なわれてきました。
それらの国では、やはり体が触れ合う握手や抱擁は気持ちが悪いと思われたのでしょう。
しかしながら、本当に親愛の情を表わすには、体が触れ合うほうがよいということで、暑いけれども空気がカラッとしているヨーロッパやアメリカでは、握手が主流になったわけです。
欧米人と握手をするときのポイント
犬とネコの挨拶

クンクン。「はじめまして、ポチです」「あたしはタマ、よろしくニャン」
なお、欧米人と握手をするときのポイントは、以下の通りです。
1.握手は、目上から目下が基本。自分の方が若いと思ったら、相手が手を差し出すまで待っているのが無難(ぶなん)です。
2.握手は、どのくらいの力で握ったらよいのか迷うところですが、あまりに弱い力での握手は、誠意がないと受け取られがち。相手が不快でない程度に強く握りましょう。
3.相手が女性のときは、男性からは握手を求めない方が無難です。
ちなみに、日本人は人の前を横切るときに手刀を切りますが、これは何故なのでしょうか?
その理由については、「「失礼します」と手刀を切るのは何故?」をお読みください。
参考にしたサイト
日本人の挨拶はお辞儀、欧米人の挨拶は握手なのはなぜ?
http://blog.goo.ne.jp/naosuke26_1978/e/eb780e2747e26f9890f1a69dff9e9866

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カテゴリ:[雑学]