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「爪を噛むと気分が落ち着く」は本当だった?

「無くて七癖有って四十八癖(なくてななくせ あってしじゅうはっくせ)」ということわざがあります。
これは、くせがないように見える人でも7つくらいのくせがあり、またくせがありそうに見える人は、48個くらい、たくさんのくせがある、ということをいっています。
つまり、くせというものは、多かれ少なかれ、誰でももっているものだということをいっているわけですね。
「爪を噛むと気分が落ち着く」は本当だった
さて、そのくせの中でも、比較的よく目にするものに、「爪を噛(か)む」というものがあります。
このくせは、多くは子供に見られますが、中には大人の中にも見られます。
これらの人たちが、どんなときに爪を噛んでいるのかをよく見ていると、緊張しているときや、仕事が始まっているときなど、神経質になっているときに、やたらと爪を噛んでいることが分かります。
東洋医学的に説明すれば、このくせは自然の理(ことわり)にかなった行為だといいます。
何故かといえば、指の先には、神経を鎮めて(しず)めてストレスを和らげるツボがあるからなのです。爪を噛むくせのある人は、そこを歯でコリコリ刺激して、気を鎮めているわけです。
このツボは、小指と中指の先に2ヶ所あります。
小指の先は小衝(しょうしょう)といって、爪の先と薬指側の爪の生え際(はえぎわ)の2ヶ所にあります。
中指の先は中衝(ちゅうしょう)といい、やはり爪の先と人差し指側の爪の生え際にあります。
神経が高ぶって落ち着かないときや、イライラするときは、要はそこを揉(も)みほぐすようにすればよいわけです。
どこでも簡単にできて、大変便利です。
ちなみに、一説によれば、なんと、あの徳川家康にも、爪を噛むくせがあったといわれています。
NHKの大河ドラマ「真田丸」にも、俳優・内野聖陽(うちの せいよう)の演じる徳川家康が、爪を噛むシーンが出てきます。

写真は、こちらからお借りしました。
家康の場合は、苛立ったり追いつめられりしたときに、爪を噛むくせがあったといいます。

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