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タコのスミは、「目くらましの道具」ではなかった?

タコの一番の天敵は、ウツボです。
ウツボは、海女(あま)や猟師にもっとも嫌われている魚の一種でもあり、泳いでいると、足にからみついてくることがあります。
そして、タコがこのウツボに食いつかれてしまうと、スミを吐(は)く以外に防衛手段がありません。
でも、よく考えてみると、食いつかれたあとにスミを吐いて、何か効果があるのでしょうか?
以前は、タコがスミを吐くのは、目くらましの煙幕(えんまく)だと考えられていました。
がその後、タコのスミには、相手の嗅覚(きゅうかく)を攪乱(かくらん)させる作用があることが分かったのです。
足を食われたタコの傷口からは、ウツボの大好物の匂いが出ます。
すると、ウツボはまたタコに食いついてきます。
そこでタコは、スミを吐いてその匂いを消し、第2、第3のウツボの攻撃を回避(かいひ)して、決定的なダメージを受けないようにしていたのです。
ところで、どこかトボけた顔をした、下のタコ君ですが…、

実はモテモテで、ガールフレンドが5匹もいるようです。
まったく、スミに置けませんね。【><】

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カテゴリ:[雑学]