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被害額の違いに立腹し、自首した泥棒がいた?

この不況下、「振り込め詐欺(オレオレ詐欺)」や窃盗事件の報道を見聞きするたびに被害金額の大きさに思いをやり、「あるところにはあるものだな」などと妙に感心している方も少なくないでしょう。
最近でこそ、キャッシュレス時代とかいって、現金は手元におかない主義、なんていえば納得してもらえるようになりましたが、昭和23年当時では、現金が手元にないイコールお金がないというイメージでした。
被害額の違いに立腹し、自首した泥棒がいた
さて、そんな時代に、ドロボーに入られてお金を盗まれた男がいました。
この被害者、本当は奪われたお金は1200円だった(それでも、当時としては大金)のですが、たったそれっぽっちしかお金がなかったの、などといわれたくありません。
そこで被害者は、「被害額は3000円だった」と、警察に偽りの届けを出してしまったのです。
この気持ち、ちょっと分かるような気がしますが、腹がおさまらないのは、当のドロボー。
新聞記事を読んで、怒り沸騰!
記事によれば、自分は3000円も盗みを働いたことになっています。
どう考えても、納得がいきません。
そこでドロボーは、ついに自首を決意。
警察の取調室で、盗んだ金額を正確に述べて、この見栄っ張りな被害者に報復(ほうふく)したといいます。
被害者の何気ないウソの”申告”が、このドロボーにとっては”深刻”なことだったのですね。【><】

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カテゴリ:[珍事件簿]