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「甘いみかん」と「酸っぱいみかん」はどこが違う? - 一瞬で見分ける裏技

冬になって、寒さが厳しくなってくると、コタツに入って食べたくなるのがみかん。
そのみかんですが、同じ箱に入っていたみかんなのに、ときどき、特に甘いみかんに当たることがありますよね?
実は、偶然に頼らずに、お店に並べられたたくさんのみかんの中から、甘いみかんを一瞬で見分ける裏技があります。
しかも、誰でもできる簡単な方法です!
この記事を読めば、もうあなたは、2度と酸っぱいみかんを買ってがっかりすることはなくなるでしょう。
みかんが甘いかどうかは、房の軸の太さを見れば分かる
通常は、食べてみるまで分からない、この「当たり」のみかんですが、実は、食べる前に、甘いみかんかどうかを見分ける裏技があります。
その裏技とは、
“みかんの房(ふさ)の軸の太さを見る!”
です。
このように書くと、
「え? そんなところを見るの?」
と、あなたはお思いになるでしょう。
はい。ここを見ると、そのみかんが甘いかどうか、ひと目で分かってしまうのです。
みかんが甘いかどうかを、判別(はんべつ)したいときに見るところは、みかんの上についている房です。
この房の中に軸があるのですが、その軸が細いみかんの方が、より甘いです。

普段じっくり見ない場所なので、軸の太さに差なんてあるの? と思ってしまいます。
が、よ~く見ると、軸の太いみかんと細いみかんがあることがお分りになるでしょう。
箱買いしたみかんで食べ比べをしてみると、よく分かります。
中には、軸が太くても、甘くて美味しいブランドもありますが、軸が細いみかんは、より甘いはずです。
実際、糖度を測定してみると、2~3度の違いが出ることもあります。
みかんの甘さの違いは、水分の通り道の太さの違いにあった
それでは、何故こんなに差が出るのでしょうか?
それは、
“房にある軸は、みかんの水分の通り道!”
だからです。
みかんの房にある軸は、茎からみかんを切り取った跡です。
みかんは、成長する際、茎を通ってみかんに水分が運ばれていきます。
ということは、茎の太いみかんは、それだけ水分が多くなります。
一見、水分が多いのは良いことのように思えますが、”水分が多くなると甘さが薄められてしまう”のです。
同じみかんの木なのに、ひとつひとつのみかんの茎の太さに差が出る理由は?
それでは、同じ1本のみかんの木なのに、ひとつひとつのみかんの茎の太さに差が出るのは何故なのでしょうか?
これは、そのみかんが、どのような向きになっていたかによります。
上向きになったみかんは軸が太く、下向きになったみかんは軸が細いです。
そして実際、同じ木になったみかんでも、下向きのみかんほど糖度が高いという結果が出ています。

おわりに
甘いみかんの見分け方、いかがだったでしょうか?
この裏技は、スーパーや八百屋などでみかんを買うときだけでなく、みかん狩りのときにも役立ちます。
みかん狩りに行くことがある方は、次回からはなるべく下向きのみかんを採(と)るようにしましょう!
なお、既に買ってしまったシブいみかんは、もんでやると甘くなるので、それから食べると良いでしょう。
詳しくは、以下の記事をお読みください。
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甘いみかんを見分ける方法 |専門家のやり方
https://yarikata.jp/blog-entry-419.html#more

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