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「コインの表が出たから君は死刑じゃ!」 - 古代本当に行なわれていた恐怖の裁判!

写真は、こちらからお借りしました。
コインを投げて、表が出たら死刑、裏が出たら無罪。
もし本当に、こんな裁判があったとしたら……?
古代社会では、多くの国で偶然によって正邪を決める民族があった
「チュン子、久しぶり!」「あらチー子、こんなところで会うなんて偶然ね!」

世界史をひもとけば、古代社会では多くの国で、このような偶然に基づいた裁判が行なわれていたことが分かります。
東南アジアには、草の根をばらまき、それが裏か表かで正邪を決める民族がありました。
紀元前20世紀頃につくられたとされるハムラビ法典にも、同じく偶然に左右される5種の審判法(しんぱんほう)の記述があります。
古代社会で、偶然に頼る方法で裁判が行われていたのは何故?
それにしても何故、このような裁判が行なわれたのでしょうか?
その理由は、往時の人々は、偶然の結果を「神の心」と考えていたからなのです。
が、このように説明されても、現代に生きる私たちには、どうもピンときません。
偶然と神の心とは、どうもつながりませんね。
それはつまり、こういうことなのです。
「罪があるのかないのかは、神のみが決めることである」
当時は、人間が人間を裁くことなど、考えられない時代だったのです。
そして、その結果考え出されたのが、このギャンブルのような裁判だったというわけです。
おわりに
それにしても、古代社会に生まれなかった私たちは幸せです。
だって、コイン1枚の偶然に命をかけるなんて、とてもそんな勇気はありませんから…。
【コインって?】


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カテゴリ:[珍事件簿]