Super源さんの雑学事典

ハイヒールを流行らせたのは、フランスのルイ14世だった?

ハイヒール

かかとの高い靴、ハイヒール。
この靴の流行は、フランスのルイ14世が背の低さを隠すために履いていたことに始まります。

ハイヒールの流行は、ルイ14世が背の低さを隠すために履いていたことに始まる


ハイヒールの起源は、中央アジアの騎馬民族(きばみんぞく)の靴にあるとされていますが、現在のハイヒールの原型は17世紀に登場しました。

太陽王と呼ばれたフランスのルイ14世(1638年 - 1715年)は、身長が160センチほどだったため、その背の低さをカバーするために、好んでハイヒールを履(は)いていました。
そしてこれが、当時のファッションリーダーだった男性貴族にも愛用され、流行するようになりました。

また、この時代のフランス・パリには、下水道がありませんでした。
そのため、道路は糞尿(ふんにょう)とゴミであふれ返っていました。

「ベルサイユのばら」の舞台となった18世紀のパリは、ウンコだらけだった?

漫画家、池田理代子(いけだ りよこ、1947年 -)の描いた「ベルサイユのばら(通称ベルばら)」は、オスカル、アンドレといった登場人物が激動の時代に愛を貫く物語として知られ、その舞台となった18世紀のパリは、美しい印象があります。ベルサイユのばら写真は、こちらからお借りしました。しかしながら、当時のパリは、「花の都」のどころかウンコだらけでした。パリの一般家庭にはトイレがなく、汚物は窓から投げ捨てられていた18世...

上の記事でも書いたように、このゴミと悪臭でひどい状況はいっこうに改善されず、19世紀の半ばになって、ナポレオン3世の時代になるまで、200年以上も続くことになります。

このような背景の中で、街にあふれる汚物を踏まないようにするためにも、ハイヒールは必需品(ひつじゅひん)だったといわれています。
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