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お年玉を入れる袋は何故「ポチ袋」という? - ポチ袋の正体

除夜の鐘が鳴り終わると、お正月。
そして、お正月を迎え、子供たちが待ち焦がれるものといえば、お年玉ですね。
しかしながら、最近では、お金を入れて渡す袋を、「お年玉袋」ではなく「ポチ袋」と呼ぶ人が増えてきています。
この「ポチ」というのは、一体どこから来た言葉なのでしょうか?
「ポチ袋」は関西弁の「ぼちぼち」に由来
ポチ袋の「ポチ」は、関西弁の「ぼちぼち(ポチポチ)」に由来する言葉です。
意味は、「少しだけ」です。
祝儀袋(しゅうぎぶくろ)ほど大袈裟(おおげさ)ではなく、旅館や料亭(りょうてい)で働く人に、お客が感謝の気持ちを込めて、気軽に少額のお金を渡す際に入れる袋として、明治時代に生み出されたのがこの袋なのです。
「ポチ」の語源に関しては、他に、フランス語の“プチ”から来ているという説や、“ポーチ”から来ているとする説もあります。
が、江戸時代には、既に「ポチ袋」と呼ばれていたという記述があるため、この説は時代的に考えて不自然なようです。
ちなみに、同じく「ポチ」のつく言葉に「これっぽっち」がありますが、こちらも同語源です。

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カテゴリ:[語源・由来]