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「ワリカン」を考えたのは誰? - 江戸時代後期に活躍した山東京伝

喫茶店や飲み会などで会計をするときに、
「今日はワリカンで!」
などといいますが、これは一体、誰が考えたものなのでしょうか?
割り勘を考えついたのは、江戸時代後期に活躍した山東京伝
ワリカンは、漢字で「割り勘」と書き、「割り前勘定・割前勘定(わりまえかんじょう)」または「頭割り勘定(あたまわりかんじょう)」の略です。
この言葉が一般的に使われるようになったのは、明治時代以降とされますが、その起源は江戸時代に遡(さかのぼ)ります。
割り勘を考えついたのは、江戸時代後期に活躍した戯作者(げさくしゃ)・浮世絵師の山東京伝(さんとう きょうでん)といわれています。
彼には商才があり、東京の京橋(きょうばし)でタバコ屋もやっていましたが、とにかくケチで、友人や知人と酒を飲むときは、必ず勘定を頭割りにしました。
そのため、彼を知る人たちは、このような勘定のことを、「京伝勘定」と呼んでいたといいます。
ちなみに、同じく「カン」がつく言葉に「カンパ」がありますが、こちらはロシア語の「kampaniya(カンパニア、=政治・社会的活動のための募金活動のこと)」が語源となっています。

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カテゴリ:[語源・由来]