Super源さんの雑学事典

「手を抜く」の語源は?

手を抜く 囲碁

「手を抜く」という言葉があります。
これは、「必要な手間をを省く」という意味ですが、何故手を「抜く」のでしょうか?

「手を抜く」は、囲碁から来た言葉


「手を抜く」は、囲碁からきた言葉です。
囲碁で、今戦っている場所に石を打たずに、他の、もっと効率のよい場所に打つことを「手を抜く」といいます。

これによって、今戦っているところが不利になったとしても、全体として見れば、有利になることが多いのです。
従って、「手抜き」というのは、決して悪いことではないのです。

囲碁は、1度に1個しか石を置くことができません。
そのため、常に一番効率の良い場所に石を置こうとします。

今、係争(けいそう)中の場所があっても、それよりも効率の良い場所があれば、そちらに打った方が有利なので、「手を抜く」のです。

「手を抜く」は、現在では悪い意味に


現在では、「手を抜く」という言葉は、「すべき手続きや手数を省くこと」という意味で、「仕事の手を抜く」、また名詞形で「手抜き工事」というように、悪い意味で使われています。
が、もともとそのような意味ではなかったのです。

なお、「手を抜く」と似た表現に、「手を焼く」というのがあります。
こちらの語源については、以下の記事をご参照ください。

「手を焼く」の語源は? - 手を火傷して二度と手をつけかねている状態から

どうして良いか分からずにもてあますことを、「手を焼く」といいますが、何故手を「焼く」のでしょうか?今日は、この話を書いてみたいと思います。「手を焼く」の焼くは「火傷する」意実はこの場合、焼くというのは、「火傷(やけど)する」という意味です。手を火傷(やけど)して、二度と手をつけかねている状態から、このように言われるようになりました。この言葉は、「いたずらっ子に手を焼く」「反抗期の子供に手を焼く」「...

参考にしたサイト
「手抜き」という言葉の語源は。。。。。。| Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1010524835
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