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豆腐は、「腐った豆」という意味ではなかった?


豆腐は、2200年ほど前に、中国の淮南王(わいなんおう)が発明したものと伝えられています。
日本に入ってきたのは奈良時代のことで、中国に留学した僧によって伝えられました。
そのため、その名称も中国のものです。
中国語で、「腐(ふう)」には「ブヨブヨしたもの(コロイド状)」という意味があります。
豆腐は、豆が腐っているから「豆腐」となったのではなく、ブヨブヨしているところから「豆腐」と名づけられたのです。
豆腐は、最初は貴族階級や仏に仕える僧侶(そうりょ)たちの精進料理(しょうじんりょうり)として使われる程度でした。
広く普及するようになった陰の功労者は、意外にも茶道(さどう、ちゃどう)の発達でした。
室町時代に茶道が起こり、武士階級のたしなみとして普及していくにつれて、精進料理を基盤とした懐石料理(かいせきりょうり)が発達。
これをきっかけに、豆腐は次第に一般庶民の間にも広がっていきました。
一方、「納豆」は、この食品が寺の台所にあたる納所(なっしょ)で作られていたことに由来します。
つまり、「寺の納所の豆」を意味する、こちらは日本生まれの名称です。
なお、「麻婆豆腐」の語源については、以下の記事をご参照ください。
麻婆豆腐は、お婆さんが発明した料理? | Super源さんの雑学事典
https://www.zatsugaku-jiten.net/blog-entry-797.html
参考にしたサイト
納豆と豆腐の語源を教えてください。字面からすると逆のような... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1211805272
『腐ってもないのに、豆腐と呼ぶ理由は?』 | ★ACTIVE★OVERDRIVE★Σ
http://blog.livedoor.jp/zenger_style_blog/archives/65785912.html

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カテゴリ:[語源・由来]