Super源さんの雑学事典

「一夜漬けは効果がない」といわれるのは何故?

一夜漬け_1

「ゲッ! 明日は試験だ。よーし、これから勉強するぞ!」

と、試験直前になってから、慌(あわ)てて勉強し、

「一夜漬(いちやづ)けは身につかないよ」

といわれたことはないでしょうか?

実は、一夜漬けが効果がないというのは、科学的にも裏づけられている真実なのです。

「一夜漬けは効果がない」は科学的に裏づけが


学習直後に睡眠をとった場合、最初の2時間で覚えたことの半分くらいは忘れてしまいますが、それ以上忘れることはないといいます。

一方、学習した後、ずっと起きていた場合、最初の2時間で覚えたことの3割ほどを忘れてしまい、8時間経過した頃には、9割ほどを忘れてしまいます。
つまり、翌日、すなわち試験当日には、学習したことの約1割しか覚えていないのです。

これは、日常生活の中で蓄(たくわ)えられた記憶というものは、睡眠という作業を通して定着(ていちゃく)する仕組みになっているためで、「一夜漬け」では、記憶を定着する時間がないので、すぐに忘れてしまうのです。

一夜漬け_2
「うわーっ! きのう覚えたはずなのに、思い出せないよ!」

勉強したことを、しっかりと脳に記憶させるためには、一夜漬けをせず、覚えた直後にしっかりと睡眠をとった方が良いのです。

なお、試験で良い点をとるためには、テキストを読んでノートをとるといった「インプット型」の学習方法よりも、覚えたことを文字通り外に出していく「アウトプット型」の学習方法の方が効率的です。
ご興味をもたれた方は、以下の記事も併せてお読みになってみてください。

これは試したい! テストの成績を上げる4つの 「アウトプット型」学習法

たいていの授業は、「講義中心」です。テキストを読んで、先生の解説を聞く。スタンダードな勉強法です。が、これは「インプット型」の学習方法。教科書を読む、講義を聞く、ノートをとる、といったこの勉強法は、実は効率が悪いのです。それでは、どうすれば良いのでしょうか?勉強は、「アウトプット型」学習法がよい勉強には、「アウトプット」が大切です。インプット型の勉強法だと、「ああ、こうやって解くのか。わかった!」...

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