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「イギリス」という国は存在しない? - イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから成る集合国家

イギリス 国旗

日本で、「イギリス」や「英国」と呼んでいる国は、実は存在しないことをご存知ですか?
「イギリス」という呼び名は、日本でしか通用しません。
「イギリス」は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから成る集合国家なのです。

「イギリス」は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから成る集合国家


私たちがいうところの「イギリス」は、正しくは「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Ireland)」のことです。
略して「連合王国」、英語ではUnited Kingdom、また頭文字をとって「UK(ユーケー)」と呼ばれることもあります。

「連合」という言葉が入っているのを見ると分かるように、イギリスはひとつの国ではなく、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから成る集合国家なのです。

日本で イギリスと 呼んでいるもの
日本で イギリスと 呼んでいるもの
写真は、こちらからお借りしました。

外交上は、ひとつの国として扱われますが、イングランド以外の国は、英語の他に独自の言語を公用語(こうようご)としており、それぞれが首都をもっています。

つまり、日本でいうところの「イギリス」というのは通称であり、日本人や日本国内などでしか通じない呼び名なのです。

「イギリス」という呼び名はどこから来た?


それでは、日本での「イギリス」や「英国」という呼び名は、一体どこから来たのでしょうか?

「イギリス」は、江戸時代に伝わった、イングランドをさすポルトガル語「イングルス(Inglez)」に由来します。
そして「英国」は、「英吉利須」(えいぎりす=イギリス)のように、音に漢字を当てた言葉を略したものなのです。

エリザベス2世を「イギリス女王」と呼ぶ理由


ちなみに、エリザベス2世(Elizabeth II、Elizabeth Alexandra Mary(エリザベス・アレクサンドラ・メアリー))を「イギリス女王」と呼んでいるのは、イギリス連邦王国16ヶ国の女王を兼任(けんにん)しているためです。
具体的には、以下の16国です。

グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国女王、カナダ女王、オーストラリア女王、ニュージーランド女王、ジャマイカ女王、バルバドス女王、バハマ女王、グレナダ女王、パプアニューギニア女王、ソロモン諸島女王、ツバル女王、セントルシア女王、セントビンセント・グレナディーン女王、ベリーズ女王、アンティグア・バーブーダ女王、セントクリストファー・ネイビス女王。

しかし、これはスゴイですねー。おおっ!
エリザベス2世、ただ者ではありませんね。
雑学 豆知識
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