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え? 「スパムメール」の「スパム」は、缶詰の名前に由来していた?

迷惑メールは、「スパムメール」とも呼ばれます。
インターネットの普及とともに、無差別(むさべつ)に送信されるメールは急増(きゅうぞう)しており、セキュリティソフト会社マカフィーが2010年4月から6月にかけて実施した調査結果によれば、スパムメールの1日あたりの配信数は約1750億通とされ、今や大きな社会問題となっています。
この「スパム」という言葉は、一体どこから来ているのでしょうか?
迷惑メール「スパムメール」は、缶詰の名前に由来していた
スパム(SPAM)というのは、アメリカの食品会社が製造している加工豚肉の缶詰「Spiced Ham(スパイシーなハム)」のことです。
この「Spiced Ham」が縮まり、「SPAM」となりました。
この缶詰のCMでは、「♪スパム、スパム、スパム……」とスパムが連呼(れんこ)されていましたが、このCMがイギリスのコメディー番組「空飛ぶモンティ・パイソン(Monty Python's Flying Circus)」で、ネタとして使われたことがあります。
内容は、レストランで料理を注文しようとした老夫婦が、スパムを連呼するバイキングの歌に邪魔されて、結局スパムを注文してしまうというものです。
ここから、頼みもしないのに強引に送りつけられてくるメールのことを、「スパムメール」と呼ぶようになったのです。
ちなみに、世界最初のスパムメールは、コンピュータ会社の「ディジタル・イクイップメント・コーポレーション (Digital Equipment Corporation) 」が1978年5月に送信したものとされています。
内容は、DECSYSTEM-20の製品発表会の案内で、このメールは約400人に送信されました。
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カテゴリ:[雑学]