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鼻をつまんで食べると、味が分からなくなるのは何故?


鼻をつまんで物を食べると、不思議なことに味がよく分からなくなります。
これは、何故なのでしょうか?
鼻をつまんで食べると、味が分からなくなるのは何故?
私たちが何か物を食べているとき、味覚を感じているのは、舌にある「味蕾(みらい)」と呼ばれる味の受容体です。
しかしながら、人間はこの器官だけでなく、さまざまな感覚を使って味を判断しています。
実は、舌で感じられる味覚の解析度(かいせきど)は、それほど高くありません。
むしろ、舌よりも鼻(嗅覚)の方が、主に味覚を支配しており、その割合は2対8といわれます。
食べ物を口に入れると、その匂いは、鼻とのどがつながった構造になっているために、鼻の後ろ側にある「後鼻孔(こうびこう)」から伝わってきます。
ところが、鼻をつまむと、鼻孔内の空気が入れ替わらないために、食べ物の匂いが感じられず、どんな味なのか判断できなくなってしまうのです。
鼻は、味覚の判断に、実は重要な役割を果たしていたのです。

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カテゴリ:[雑学]