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カップ麺の待ち時間が「3分」なのは何故?-麺が伸びず、ワクワク待てる時間


日本人の国民食ともいわれるカップ麺。
カップ麺は、お湯さえあれば、いつでもどこでも食べられる手軽さから、今や世界中に普及しています。
このカップ麺には、いくつも秘密が詰まっていることをご存知でしょうか?
カップ麺に詰め込まれた秘密
まず、麺が揚げられているのは、揚げることによって水分が飛び、保存がきくようになるからです。
そして、麺の「アルファ化」が促進(そくしん)され、お湯をかけて3分で食べられるようになるためです。
アルファ化というのは、デンプンを人間が消化できるように転化(てんか)させることをいいます。
次に、多くのカップ麺が採用している「待ち時間3分」。
これにも秘密があります。
技術的には、1分で食べられる麺を作ることも可能です。
が、これでは当然、麺が伸びるのも早くなってしまい、食べている間にどんどん伸びてしまいます。
かといって、あまりに長く待たされるのもイライラします。
そこで導きだされたのが、3分という絶妙な待ち時間。
心理的に、人が心地よく待てて、ワクワクして、期待が高まってくる時間。
この、ちょうどいい「頃合い」が3分なのです。

カップ麺は今や日本発祥の世界的な食べ物
ちなみに、世界初のカップラーメンは、1971年に日本で発売された日清食品(にっしんしょくひん)の「カップヌードル」です。
袋入りも含めて、即席麺は、今では世界中で年に954億食も食べられています。
1番多いのが中国で、年に423億食、1人当たりに換算すると約31食となります。
日本では、1人当たり41食ほど。
また、味付けも、タイではトムヤムクン味、韓国ではキムチ味等と、国によって人気の味も違います。
カップ麺は今や、文字通り、日本発祥(はっしょう)の世界的な食べ物なのです。
なお、カップ麺の元祖である「カップヌードル」が開発されたきっかけについては、「カップヌードルの容器がもつ優れた機能とは?-調理器で保存器で食器」お読みください。

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