- category *
- Title list *
- RSS *
- Admin
心拍数にまで影響を与える色があるって本当?

そのときどきの気分や感情を、色にたとえることがあります。
たとえば、うれしいときは「バラ色の気分」、落ち込んでいるときは「ブルーな気分」等です。
このように、人は、色に対して特定のイメージをもっています。
そしてそのイメージは、人間の精神に作用し、快・不快の印象をもたらすばかりでなく、身体にも影響を与えることがあります。
心拍数にまで影響を与える色がある
こう書くと、一時期話題になった「赤パン健康法」を思い出す方もいらっしゃるかも知れません。
実際、「赤いパンツをはくと健康に良い」というこの話は、元をたどれば東洋医学に行くつくもので、ゲンかつぎや迷信では片付けられず、それなりの効果が期待できるようです。
また、「緑が目に良い」という通説も良く知られています。
これは、目が疲れたときなどに、遠くにある緑の山々を眺めると、目が休まるということですが、これも緑のもつ「安らぎ」のイメージが、精神を沈静(ちんせい)させることを考えると、十分に納得のいく説です。
実際、緑が身体に及ぼす影響を、科学的に検証した以下のような実験もあります。
これは、被験者に3分間、踏み台昇降運動をさせるものなのですが、
1.周囲を緑で囲まれた木の下
2.遠方に緑がある芝生の広場
3.欅(けやき)並木
4.わずかに街路樹が見える交差点
と、4ヶ所の違った環境の中で行なわれました。
その結果、おもしろいことが分かりました。
緑がもっとも多い1の環境で行なわれたときに、心拍数の回復がもっとも早く、また持久率も平均値の1.6倍になることが分かったのです。
こうした、緑のもつパワーを考えると、緑の少ない都会で、人々がイライラしている光景にしょっちゅう出くわすのは、不思議でもなんでもないことに思えます。

参考にしたサイト
赤パン健康法の起源と効果
http://genkiryokup.com/mainhp/kenkou/color/category3/entry5.html

- 関連記事
-
カテゴリ:[雑学]