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蛍光色が目立つのは何故? - たくさんの光を反射しているからだった

蛍光ペンで書かれた文字、時計の文字盤、そして交通整理員の衣服など、日常のさまざまな場面で目にする「蛍光色」。
蛍光色は、普通のペンやサインペン等で書かれた一般的な文字とは違う特殊な見え方をして、人の目を引きます。
蛍光色が、このようにとりわけ目立つのは何故なのでしょうか?
蛍光色が目立つのは、 たくさんの光を反射しているからだった
そもそも、色というのは、光が反射することによって、私たちの目に「色」として認識されます。
一般的な色の場合には、可視光線(かしこうせん)だけを反射していますが、蛍光色の場合には、「それ以上の光」を反射しています。
そのため、蛍光色は明度(めいど)、彩度(さいど)ともに高く、それでより明るく見えるのです。
が、「それ以上の光」というのは、一体どのようなものなのでしょうか?
蛍光色の中には、「蛍光体」という物質が含まれています。
この蛍光体は、私たち人間の目には見えない、紫外線などの光線を、可視光線に変える働きがあります。
そして、それらの光を放出します。
その光量は、可視光線の約2倍に及びます。
つまり、蛍光色は、一般的な色の約3倍の光を放出しているため、明るく、目だって見えるのです。
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