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まるで 「フーテンの寅さん」のような婦警がいた? - 警察の取調べ室で咲いたあたたかい人情の花

人情物語と聞けば「フーテンの寅さん」を思い出しますが、警察の取調べ室でも、人情の花が咲くことがあるようです。
取調べ室で、スリ犯と婦警の間に咲いたあたたかい人情の花
これは、福岡県で実際に起こった話です。
あるとき、スリの容疑でつかまった51歳の女性が、取り調べを受けていました。
担当刑事は若い婦警でしたが、スリの女性は、頑(がん)として自供を否定し続けています。
そこで、婦警は作戦を変えました。
根気よく、まずはこの口を割らないスリの女性と会話をもつことに努めたのです。
この作戦は功(こう)を奏(そう)し、世間話から始め、身の上話へと話が進むうちに、スリ女性の頑(かたく)なな態度は、次第にほぐれていきました。
やがて、その会話の中で、スリ女性には婦警と同じ年頃の娘がいることが判明。
以後、2人はお互いにお互いを他人とは思えなくなっていき、心が通い合うようになりました。
そしてついに、スリ女性は、これまで自分がしてきた数々のスリ暦をすべて自供し、婦警も、母をいたわるように、その自供のひとつひとつを聴取したといいます。
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カテゴリ:[珍事件簿]