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青首ダイコンが、ダイコン界のキングになったのは何故?

八百屋の店先や、スーパーなどに並んでいるダイコン。
このダイコンを見て、そういえば、昔のダイコンと形が違うなあと感じたことのある方はいらっしゃいませんか?
以前はダイコンといえば、練馬ダイコンなどのように、真ん中の部分が太いものが主流でした。
しかしながら、最近私たちがお店で見るのはほとんどがずん胴型のもので、葉のつけ根のところが青い青首ダイコンです。
今や、ダイコン界のキングともいえるこのダイコンが、現在こんなに出回るようになったのは何故なのでしょうか?
その理由は、主に3つあります。
1.青首ダイコンは、抜くのが楽
まず、ずん胴型をした青首ダイコンは、収穫の際に、ダイコンを傷つけることなく、簡単に抜くことができます。
そして、簡単に抜けるということは、農家の方にとっては大助かりなのです。
2.青首ダイコンは、火の通りが良く、人気が高い
次に、青首ダイコンは、火の通りが良く、辛(から)くありません。
そのため、消費者の人気が高いのです。
昔は、ダイコンといえば、お米のとぎ汁でコトコト煮て、ある程度やわらかくしてから煮つけたもので、結構手間がかかりました。
その点、青首ダイコンは火の通りが良いので、調理に手間がかかりません。
これは、忙しい主婦や働く女性にとっては大助かりなのです。
2.青首ダイコンは、ダイコンおろしにも向いている
くわえて、青首ダイコンは、夏でもあまり辛くなりません。
そのため、ダイコンおろしにして、手軽に食べるという用途にも向いています。
これも、強みとなります。
ダイコンに限らず、最近の野菜は、品種改良を繰り返した結果、昔のものと比べて味が薄くなり、栄養価も下がっています。
これを嘆(なげ)く向きもありますが、やはり調理のしやすさというのは、人気を左右する大きなポイントということなのでしょう。

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カテゴリ:[雑学]