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「旬」って何?

春・夏・秋・冬と、季節の移り変わりがはっきりしている日本では、それぞれの季節においしいものや美しいものがあり、その季節のまっさかりのものを旬(しゅん)のものといいます。
それでは、この「旬」という言葉は、どこからきたのでしょうか?
もともと、旬というのは旬(じゅん)のことです。
そうです。1ヶ月を10日ずつ3つに分けて、上旬・中旬・下旬という、あの旬です。
例えば、冬においしくなる野菜や魚、その中でも特においしさのヤマは10日間ぐらいだということから、旬という言葉が生まれたのです。
昔の料理は、1旬ごとにそれぞれ旬のものを使って、献立(こんだて)を変えるのを原則としたようです。
野菜や花など、土に根づいたものには収穫期がありますので、旬といったら、たくさん出回って、安く新鮮なものを手に入れられる時期と考えて良いでしょう。

なので、一昔前までは、旬のものというのは貴重で飛びついたものです。
しかしながら、野菜や花の温室栽培、魚の養殖(ようしょく)などによって、食べ物が季節を問わずいつでも手に入るようになった現在では、この旬のありがたみというのは薄れてきているようです。

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