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「ローボールテクニック」とは? - 1度OKを出させて条件を吊り上げるズルいテクニック

「ローボールテクニック」という、面倒な仕事の依頼や、頼みにくいことを相手にお願いするとき、また相手を説得したいときなどに使える、覚えておくと便利なちょっとズルいテクニックがあります。
これは一体、どのようなものなのでしょうか?
「ローボールテクニック」とは?
ローボール・テクニック(Law-ball Technique)とは、最初に手を出しやすい条件を示して、相手にOKを出させたら、条件を吊り上げるというものです。
日本では「承諾先取要請法(しょうだくさくきどりようせいほう)」とも呼ばれています。
ローボール(取りやすい玉)を最初に投げて、好条件だと思わせて承諾を得た後に、その条件を吊(つ)り上げてしまうという、ちょっとズルいやり方です。
これは、面倒な仕事の依頼や、借金の申し込みなど、頼みにくいことを相手にお願いするときに有効なテクニックです。
逆にいえば、無理な頼みごとをされないためにも、このテクニックについて知っておいたほうが良いでしょう。
人は、1度でもYESと答えてその話に乗ってしまうと、「1度OKしたことをいまさら断るのはみっともない」「断るためにまた交渉するのも面倒」などと考えてしまいます。
すると、逆戻りすることができなくなり、それ以降、出された頼みごとにもNOといいづらくなってしまいます。
最初にYESといわせることが重要なのです。
「ローボールテクニック」の具体的な例としては、以下のようなものがあります。
■お店で
店頭の張り紙:『本日セールでバナナが30円!』
お客:(安ーい。買っちゃおう)「これください」
店員:「すみません。30円で売っているのは、店頭のワゴンに乗っているものだけなんです。こちらは100円になりますがよろしいですか?」
お客: (えぇっ。でももう持ってきちゃったし…)「はい…」
■9時からのチャンネル権
あなた:「チョコレートあげるから9時から好きな番組見ていい?」
相手: 「いいよ」
あなた:「あっ。このチョコレート賞味期限切れてたー。チョコないけどいい?」
相手: 「…いいよ」
このテクニックを使ううえで、注意しなければならないことがあります。
それは、相手に騙(だま)されたと思わせないことです。
最初の例では、どこかにはっきりと、セール中なのはあのワゴンの上のみと書かれている必要があります。
2番目の例では、チョコレートの賞味期限切れを、本当に今知ったのだと相手に信じ込ませる演技力が必要です。
いずれにしても、このテクニックを使って頼みごとをする場合は、少なからず相手を騙すことになります。
頼まれた側の気持ちを考えたら、このテクニックはあまり頻繁には使わない方が良いでしょう。
でないと、信用されなくなってしまいます。
参考にしたサイト
心理学で学ぶ頼み方③ ローボール・テクニック - ズボランド
http://www.zuboland.net/life/sociability/tanomikata/lowball.html
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