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カールは、油であげていない?

「それにつけても おやつはカール」というCMは、誰でも1度は見たことがあるのではないでしょうか?
スナック菓子「カール」は、明治製菓が1968年(昭和43年)に発売を開始したロングセラー商品です。
チーズ味、うす味、カレー味などが定番ですが、50年近くに及ぶ歴史の中で生み出されてきたその味は、今や1000種類にも及び、中には「イチゴミルク味」「牛タン味」などの変り種もあります。
1968年 発売当時のパッケージ

上記2枚の写真は、こちらからお借りしました。
さて、そんなカールの原料は、「コーングリッツ」という乾燥させて砕(くだ)いたトウモロコシです。
このコーングリッツに水を加えて練(ね)った原料を、「エクストルーダー」という機械に入れて、カールの形に成形します。
この機械の中で、生地を練り込み、さらに、圧力と摩擦の力で180℃まで加熱すると、生地が20倍の大きさに膨(ふく)れて、文字通り「カール」した状態で出てきます。
そして、これらを乾燥させて味付けを行なった後、スプレーで調味料と油をミックスしたものを吹きつければ、私たちの見慣れたカールになります。
このように、カールは、実は油であげることなく作られていたのです。

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カテゴリ:[雑学]