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パーマは、1剤で髪の結合を切り、2剤で再結合させていた?


パーマは、英語の「permanent wave(パーマネント・ウェ-ブ)」の略です。
permanentは「永久的な、長持ちする」という意味で、その名の通り、好きな髪型を長期間にわたって維持することができる美容技術のことを指します。
さて、髪の毛は表面を覆(おお)うキューティクル、その内部にあって髪の主成分を占めるコルテックス、中心部のメデュラの3層構造になっています。

写真は、こちらからお借りしました。
コルテックスは髪毛のしなやかさや強さなどを左右するメインの部分で、ケラチンと呼ばれる繊維状のタンパク質が並んでいます。
ケラチンは、18種類以上のアミノ酸からできていますが、その中で髪を特徴づけているのがシスチンです。
この”シスチンは、「シスチン結合」と呼ばれる、アミノ酸システイン2つが結合した構造になっています。これが髪の毛のクセを決めており、パーマは、この結合をターゲットにしています”。
パーマでは、1剤と2剤が用いられていますが、1剤にはシスチン結合を切る薬剤が、そして2剤にはそれらを再結合させる薬剤が入っています。
そのため、髪の毛に1剤を塗布(とふ)して思い通りの髪型にセットした後、2剤を塗布すると、思い通りのクセをつけることができるのです。

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