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撥水スプレーは、フライパンと同じ構造だった?

傘、服、靴などにシューッ!と吹きかけると、水や汚れを防いでくれる便利な「撥水(はっすい)スプレー」。
このスプレーの主成分となる撥水剤にはさまざまな種類がありますが、傘や服にかける撥水剤の多くには、フッソ樹脂が含まれています。
”フッソ樹脂は、非常に安定した物質で、他の物質と作用しないため、水がなじむことなく弾(はじ)かれてしまうのです”。
撥水スプレーから噴出された撥水剤は、吹きつけられたものの表面に、うぶ毛のように付着します。
この撥水剤の分子は、整然と表面に並び、水をはじくのです。
しかしながら、この分子の並びに乱れが生じると、そこから水が浸入してしまいます。
撥水性が弱まってきたときには、再び撥水スプレーを吹きかけて、分子の並びを整えてやる必要があります。
フッソ樹脂は、撥水スプレーの他、フライパンや鍋などの表面加工にも使われていますが、これも同様にフッソ樹脂が他の物質と作用しない性質を利用したものです。
フッソ樹脂が、こげついたりこびりついたりするのを防いでいるのです。

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カテゴリ:[雑学]