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指紋があるのは人間だけ? - 実はサルにもあった!

誰一人として、同じものがないといわれる指紋。
この指紋は、手の指先だけではなく、手のひらや、足の裏にもあります。
正確には、てのひらにあるものは掌紋(しょうもん)、足の裏にあるものは足紋(そくもん)といいますが、実は、これら皮膚にある紋は、人間だけのものではなく、サルにもあることをご存知ですか?
指紋は、人間だけでなく、実はサルにもあった!
これらの紋は、サル-正確には霊長類(れいちょうるい)-だけに見られる特徴で、サルの中には、尻尾(しっぽ)の先にあるものや、指の内側だけではなく外側にもあるものもいます。
この紋は、皮膚から細かい線が隆起(りゅうき)した状態なので「皮膚隆線(ひふりゅうせん)」といいますが、何故、”サル族”だけにこの皮膚隆線があるのでしょうか?
隆線は、物と手との間に摩擦をつくりだします。
が、それだけでは、つかんだ物が滑らないようにするには不十分です。
そのため、この隆線には、汗の出口である汗腺(かんせん)と、神経の末端が集められているのです。
つまり、”汗で湿り気を与えて摩擦を強め、つかんだ物の感触を神経で感じ取れるようにできている”のです。
でも、それにしても何故ここまで、物をつかむことに対して念を入れているのでしょうか?
それは、森に住み、木の上で生活し、木の実や葉や昆虫などを捕まえて生きていくためには、物を確実につかむことが、何よりも大切なことだからなのです。


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カテゴリ:[雑学]