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木陰が涼しいのは、「陽射しを遮るから」だけではない?

真夏の都会は、アスファルトやコンクリートなどから跳(は)ね返る熱や、空調から吐き出される熱風でむせ返っています。
場所によっては、気温が45度以上になることもあり、まさに”コンクリート・ジャングル”です。
そんなときは、街路樹(がいろじゅ)などの木陰に入ってホッと一息。
公園の森の中に入れば、清涼感さえ感じます。
これは、単に太陽光を遮(さえぎ)ったからだけではありません。
木の葉には、無数の空気の出入り口である気孔(きこう)があり、そこから水分が外に出されています。
この水分が大気中に蒸発(じょうはつ)するときに大気中の熱を奪うため、樹木の周りの温度が下がるのです。
森林の中では、気温はむやみに上がりませんし、また夜になれば、枝や葉が地表からの放熱を遮るので、温度はそれほど下がりません。
つまり、森林は昼と夜の温度差が少ない、住み心地の良い場所といえます。

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カテゴリ:[雑学]