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大阪でセコい”おつり詐欺”を続けてお縄になった男が、警官に言った一言とは?

詐欺の手口にはいろいろなものがあると思いますが、この男の場合、もう「セコい」の一語に尽きるものでした。
大阪で、セコい”おつり詐欺”を続けた男
昭和57年1月、大阪は守口市の喫茶店に、1人の男が現れました。
男いわく、
「2、3日前にコーヒーを飲んだんだけど、1万円札を渡して、もらったおつりが1000円足りなかった」
お店の側としては、この男の言い分を頭から疑うわけにもいかず、1000円を渡しました。
これに味をしめた男は、本屋で、
「週刊誌を買ったんだけど…」
次は、薬屋に行き、
「絆創膏(ばんそうこう)を買ったんだが、…」
というように、酒屋、タバコ屋…、と大阪周辺の町の小売店を、80軒も行脚(あんぎゃ)することになりました。
しかし、そのわりには、売り上げ総額は、1000円×80軒=8万円とわずかでした。
中には、証拠としてレシートをもらうために実際の買い物をしたケースがあったと想像されるため、実入りとなると、おそらくもっと少ないはずです。
もちろん、この男は立派な詐欺罪でお縄になりましたが、警察官に、
「みみっちいことをして、バツが悪い」
と、首をすくめていたといいます。
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カテゴリ:[珍事件簿]