- category *
- Title list *
- RSS *
- Admin
点滴を受けていると、何故空腹を感じない?

「お腹すいたワン。ボクにも、何かちょうだい」
お腹がすくと、グーグー鳴ります。
これは、胃の中が空っぽになり、中の空気が胃壁(いへき)を震わせているからです。
しかしながら、お腹が減ったと”感じる”のは、胃の中が空っぽになったからではありません。
その証拠に、激しいスポーツをしているときや、勉強や仕事に集中しているとき、あるいは入院して点滴を受けているときなどは、何も食べなくてもそれほど空腹を感じないものです。
空腹を感じるのは、血液の中に、栄養物質が溶け込んでいるかどうかを脳がチェックし、判断した結果です。
”血液中に栄養物質が溶け込んでいれば、脳は消化器官の活動を抑(おさ)え、反対に不足してくれば、活動を促(うなが)すので、胃腸が激しく動き、グーグーと音が出るわけです”。
がこのとき、他のことに熱中していれば、空腹よりもそちらの方に脳が働くため、空腹は感じません。
また、点滴を受けていれば、血液中に栄養物質があるので、やはり空腹は感じないのです。

- 関連記事
-
カテゴリ:[雑学]