Super源さんの雑学事典

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有名人でなくても、大型書店のサイン会で行列ができる理由は?

サイン会

大型書店によく行く人は、「本日○時より、○△先生のサイン会を行ないます。ぜひお越しください」という内容のアナウンスを聞いたことがあるでしょう。

これは、作家や評論家が新刊を出版したときに、本の宣伝とファンとの交流をかねて行なわれるイベントで、紀伊国屋書店、有隣堂書店、三省堂書店などの大型書店ではよく開催されているものです。

イベントに呼ばれるのは、たいていは名の通った作家です。
当然のことながら、ある程度の知名度がなければ、お客を呼べないからです。

しかしながら、ときにはあまり名の知られていない作家のサイン会が開かれることもあります。
例えば、出版社側が売り出したい作家がいるとか、販売に力を入れている本があるといった場合などです。

さて、ここで気になるのが、芸能人でも何でもなく、ましてや有名人でもない作家のサイン会に、果たして人が集まるのか? という点です。
せっかくお膳立てしたサイン会も、人が集まらなければ台無しですし、何より、「自分はこんなに人気がないのか」と、著者を落胆させてしまうことになります。

しかし、この点に関しては心配には及びません。書店のサイン会の場合、たいした有名人でなくとも、行列ができるような仕掛けが用意されているからです。
それでは、それはどんな仕掛けなのでしょうか?
ずばり、「サクラ」です。

書店では、万が一のときにそなえて、事前にサクラを準備していることが多いのです。
そのサクラは、書店で働くアルバイトがほとんどですが、それでも人手が足りないときには、出版社の営業マンらに協力が要請されることもあります。

サイン会が始まったときに、お客の入りが寂しい場合には、サクラを行列に並ばせます。
そしてサクラは、何食わぬ顔で、本にサインをしてもらいます。
そのあとは、一般のお客と同じようにレジでお金を払いますが、これはサイン会の終了後、返金される仕組みになっています。

この方法ならば、著者に恥をかかせることもありませんし、書店が損をすることもありません。
また、サイン会をお膳立てした出版社も、メンツが立ちます。
というわけで、万事が丸くおさまるのです。
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