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現在、健康器具として知られているルームランナーは、もともと拷問用器具だった?
このルームランナーは、もともと拷問用の器具だったということをご存じですか?
ルームランナーは、もともと拷問用の器具だった
ルームランナーは、英語では普通treadmill(トレッドミル)と呼ばれます。
treadは踏む、millは製粉という意味で、treadmillというのは、水車を人が踏み、これを動力にして製粉したり、ポンプにして水をくみ上げたりする機械のことです。
treadmilは、もともと囚人の拷問用器具として開発されたもので、1817年にイギリスのWilliam Cubittという人が作ったとされます。
その目的は、囚人がだらけないように、勤勉の心を得るようにということで、獄舎内で小麦をひかせたりしていました。
この機械は、中空の大きなシリンダーの外側にステップがついているデザインで、水をくみあげたり、鉱山での換気に使える能力も有していました。
南アフリカ、ケープタウンのブレイクォーター刑務所※で使われたトレッドミル

ちなみに、現代の心臓病などに対するエクササイズマシンとしてのトレッドミルは、1952年にアメリカのワシントン大学で開発されました。
そして、1968年のケネス・クーパーの無酸素運動(アエロビクス)理論が、トレッドミルや自転車こぎの普及を後押ししました。
1980年の夏季オリンピックにてオリンピック村の医療センターで使われたトレッドミル

また、この年にAerobics社が家庭用のトレッドミルを作ったとのことです。
※現在、この刑務所は改装されて、「ブレイクウォーター・ロッジ」という名のホテルになっているようです。
参考にしたサイト
健康器具「ルームランナー」の歴史について調べています。
http://q.hatena.ne.jp/1243963634
Treadmill - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Treadmill#Exercise_treadmills
本物の刑務所がホテルになっちゃった - Excite Bit コネタ
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1224666109214.html

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カテゴリ:[雑学]