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「背広」は英語である? - ロンドンの高級洋服店街「セヴィル・ロー」に由来
ロンドンのウエストエンドに、高級注文洋服店が軒を並べるセヴィルロー(Savile Row)という小さな通りがあります。
ここは、背広発祥の地でもあり、英国トラディショナルの、メッカといわれている通りで、ここで洋服を誂(あつら)えてきた明治の元勲(げんすい)が、自分の服を「セヴィルロー仕立てだよ」と自慢したのが始まりといわれます。
また、「背広」の他の説としては、英語の軍服・市民服「civil clothes(シビル・クロウズ)」のシビルがなまって「セビロ」となり、それに「背広」の漢字が当てられたというものや、紳士服の源流である燕尾服(えんびふく)に用いられるテイルコートは背面から見たときに背の部分が広く見えるためという説などがあります。
なお、平成27年に行なわれた文化庁の『国語に関する世論調査』では、「背広」を主に使うという人が19.8%、「スーツ」を主に使うという人が68.2%でした。
「背広」という表現は、特に若年層には使われておらず、死語になりつつあると指摘されています。
【「こけし」の語源は?】


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カテゴリ:[語源・由来]