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電球の発明者エジソンが死んだとき、追悼の意を込めて、全米が1分間電気を消した?


写真は、こちらからお借りしました。
トーマス・アルヴァ・エジソン(Thomas Alva Edison 1847年2月11日 - 1931年10月18日)は、その生涯において、約1300もの発明をしたアメリカの発明家、起業家です。
エジソンはまた、蓄音器(ちくおんき)、白熱電球、活動写真など、人々の生活を一変させるような重要な発明をいくつも行なったことで知られており、1922年、75歳の時には、「ニューヨーク・タイムズ」紙の投票で「最も偉大な生きているアメリカ人」に選ばれました。
エジソンが葬儀された夜は、何百万人もの人々が1分間電気を消した
さて、そのエジソンは、1931年10月18日に、ウェスト・オレンジの自宅で84歳の生涯を閉じます。
葬儀にはアメリカ国内だけではなく、世界各地から多くの人々が集まりました。
エジソンへの弔辞を、フーバー大統領が以下のように読みあげています。
「世界の人類は、今ここに眠る偉人の遺産を受け、長くその恵みに浴することだろう」
そして、エジソンの葬儀が催された1931年10月21日、全米ではエジソンの功績を讃え、彼の死を弔(とむら)うために、午後10時から1分間電灯が消されました。
そして、その翌日、「ニューヨークタイムズ」紙は、
「太平洋岸から大西洋岸まで全米の津々浦々に渡って何百万人もの人々が昨夜電気を消すことでトーマス・エジソンの死に追悼(ついとう)の意を表した…その時間は1分間に及んだ」
と報じました。
エジソンが言ったとされる「天才とは1%の才能と99%の汗のことである」の真偽
ちなみに、エジソンが言ったとされる「天才とは1%の才能と99%の汗のことである」という有名な言葉がありますが、これはエジソンに取材した記者のアレンジで、本当は、エジソンが言いたかったのは以下のようなことです。
「1%のひらめきがあれば、99パーセントの無駄な努力をしなくてもよいのだよ」
つまり、エジソンは、努力よりも「ひらめき」が大切だ、と言いたかったのですね。
これは、エジソンの言ったとされることとは、正反対の意味です。
実際、エジソンは後年、周囲の人たちに、
「努力を強調する文章に書きかえられてしまったようだ」
と呟(つぶや)いていたということです。
何だか、エジソンの嘆(なげ)きが聞こえてきそうですね。
参考にしたサイト
発明王エジソン-小山発明クラブ
http://oyamahatumei.michikusa.jp/inventoredison.html
エジソンの名言、「天才とは1%のひらめきと99%の努力」は誤訳でした
http://www.cocoro-skip.com/jinbutsu/60002.html

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カテゴリ:[雑学]