Super源さんの雑学事典

「山下達郎」「ユーミン」「サザン」は、俳句の季語になっている?

俳句手帳

「山下達郎」は夏と冬、「ユーミン」は冬、「サザン」は夏の季語として使えることをご存じですか?
えっ! ウソ?と思えるような話ですが、これは本当です。

句会・東京ヘップバーンが「山下達郎」「ユーミン」「サザン」を季語に提案


俳句の季語については、認定する特別の機関があるわけではなく、誰もが同じ季節を思い浮かべることができる言葉であれば問題ありません。

「山下達郎」「ユーミン」「サザン」を季語とすることを提案したのは、1994年に俳人・黛まどか(まゆずみ まどか、1962年7月31日 -)氏が発足した「東京ヘップバーン」という句会です。
この句会は、現在は解散していますが、活動中に時代の変化に合わせた季語を色々生みだしました。

この句会で、「山下達郎」は夏と冬、「ユーミン」は冬、「サザン」は夏の季語として使用することが提案されています。

黛まどかってどんな人?


黛まどかは、日本の俳人で、本名は黛 円(読みは同じ)です。
富士銀行勤務時代に杉田久女(すぎた ひさじょ、1890年 - 1946年)を知り、俳句の世界に魅了されます。
1990年(平成2年)に俳句結社「河」に入会し、吉田鴻司(よしだ こうじ、1918年 - 2005年)に師事します。
1994年(平成6年)に、「B面の夏」50句で第40回角川俳句賞奨励賞を受賞、初の句集『B面の夏』を出版し、同年、女性のみの俳句結社「東京ヘップバーン」を立ち上げます。

黛まどか
黛まどか

黛まどか氏は、現代俳句を代表する女流俳人の一人として活躍中で、おしゃれ吟行会など、数多くのイベントの選者を務めています。
坂東三津五郎(ばんどう みつごろう)、辰巳琢郎(たつみたくろう)、藤原正彦、わたせせいぞう、増田明美(ますだあけみ)など著名人が名を連ねた会員制句会「百夜句会」(全99回で終了)の主宰でもあります。

ゆうちゃん

ポルノグラフィティの新藤晴一と女優の長谷川京子は、この句会がきっかけで結婚したんだ

しんちゃん

へえーっ、そうなんだ!
「東京ヘップバーン」は、発足後、俳句誌「月刊ヘップバーン」を創刊。2年後の1996年(平成8年)に月刊誌100号の発刊をもって終刊となっています。

黛まどかの公式ホームページはこちら。

黛まどかオフィシャルサイト
https://madoka575.co.jp/pub/

なお、俳句界の中には、「山下達郎」「ユーミン」「サザン」を季語とすることに納得していない人たちもいます。


おわりに


今日は、「山下達郎」と「ユーミン」、そして「サザン」は俳句の季語になっているという話を書いてみましたが、いかがでしたか?

それでは、ここでひとつ、私も「下手の横好き」というやつで、これらの季語を使った俳句を3句ほどひねってみたいと思います。
それでは、早速行きます!

グラス振る 山下達郎 聴きながら
紅茶飲む ユーミン流る 喫茶店
砂浜に サザンの曲が しみる午後

お粗末さまでした。m(__.)m

参考にしたサイト
バックナンバー【レギュラー番組】 | 辰巳琢郎公式ホームページ
http://www.takusoffice.jp/works_tv_back.php
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