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フグはどうやってふくれっ面になる? - 自分の体を3倍近くもふくらませることができる謎

イカやタコは、敵に遭遇するとスミを吐き、ハリネズミは針を逆立て、スカンクは強烈(きょうれつ)な臭いを発する…。
厳しい自然界を生き抜くためには、動物たちはさまざまな威嚇(いかく)手段や防御手段を身につけていますが、その中でユニークなのがフグのふくれっ面でしょう。
攻撃目的で何かを発するのではなくて、ただただ自分の身をふくらませて相手を驚かせるとは、かなりとぼけた魚ではありませんか。
フグは、自分の体積の3倍近くもふくれることができる
フグは、自分の体積の3倍近くもふくれることができるといいます。
それにしても、一体全体、どうしてそんなことができるのでしょうか?
実は、彼らには体の表面を守るウロコも、内臓を保護する肋骨(ろっこつ)も存在しないのです。
そのため、海水を胃の中に送り込んで、体を膨らませることが可能なのです。
フグは、この身体構造を利用してエサを探すこともあります。
砂地などに潜っている小動物を探す時、胃の中に水をいっぱい吸い込んで、一気に噴射するのです。
ふくれっ面にも、いろいろな利用法があるというわけです。

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カテゴリ:[雑学]