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あまりの巧妙さに警察も「感心」! 警察に舌を巻かせた「平成の怪盗ルパン」

日本の警察は大変優秀であるといわれますが、その警察に舌を巻かせた人がいます。
しかも、それがドロボーというのですから、二重の驚きです。
警察に舌を巻かせた「平成の怪盗ルパン」
その天晴(あっぱれ)なドロボーは、東京の江戸川区に住むN(36歳)。
さぞや手の込んだ知能犯であろうと思いきや、事実は全く逆で、Nはドライバー1本で窓ガラスをたたき割って侵入する、時代を弱戻りしたような手口が得意でした。
彼が頭を使ったのは、どんな家に狙いをつけるかとか、警官の職務質問をいかにして逃(のが)れるかとかいった部分で、例えば、犬のいる家を避けたり、2日続けて夕方に明かりのつかない家を狙うとか、近所づきあいが比較的少ない新しいマンションなどを狙う、などです。
また、明かりをつけない自転車は職務質問されやすいので、懐中電灯を持つ。
万が一職務質問された場合には、清涼飲料水を買うふりをして自動販売機の後ろに道具を隠す――といった内容です。
警察側は、この巧妙さに「感心」して、今後の盗犯捜査や職務質問に役立てようと、マニュアルとビデオテープまでつくる始末。
Nは、自分のことを「平成の怪盗ルパン」と呼んだといいますが、これにはおそらく誰にも異論はないでしょう。
確認された被害は1059件、約2億円で、そのうち1000件以上の犯行現場を地図で示しながら自供したということですから、タダ者ではありません。
捜査員が、
「その記憶力があれば、東大だって入れるのに」
というと、Nは、
「ドライバー1本あれば、東大なんて簡単に入れるよ」
とうそぶいたとか。
かくして、サラリーマンの生涯収入が2億数千万円の時代に、36歳の若さで既に2億円を稼いでしまったN。
彼の場合、東大に入って、エリートサラリーマンへの道を歩むよりも、ドロボーとなった、その選択肢は正しかったかも?!

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カテゴリ:[珍事件簿]