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缶詰のフタの丸いデコボコは、缶の変形を防いでいた?

加工した魚や肉、野菜などをブリキ缶に詰め、加熱殺菌したうえで密封したものが缶詰。
この缶詰は、あのナポレンが食糧保存用に開発させたといわれています。
日本では、明治4年に松田雅典が作ったイワシの油漬けが最初で、以来中身のメニューは豊富になりましたが、その外見はほとんど変わっていません。
缶詰のフタの丸いデコボコは、缶の変形を防ぐための補強リング
さて、どの缶詰にも、必ずフタと底の部分に丸いリングがついており、このリングは、「エクステンション・リング」と呼ばれています。
缶詰を加熱殺菌すると、中の空気と水が気化します。
すると、その高い圧力により缶は膨張し、終わると元に戻ります。
エクステンション・リングは、こうした激しい変化に耐えられるようにするとともに、缶が変形しないための補強リングの役目をも果たしています。
そしてその後、テコの原理を応用し、このリングに引っかけるタイプの缶切りの出現を助けることになるのです。
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カテゴリ:[雑学]