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えっ? タキシードは、燕尾服の尻尾の部分を切って作ったラフな服だった?

タキシードというと、ずいぶん堅苦しいイメージをもつ服ですが、実はその発祥は、堅苦しいどころか、むしろラフな服でした。
タキシードの始まりは?
その昔、アメリカのニューヨークに、G・ロリラードなるイベント仕掛け人が住んでいました。
彼は、さまざまな集まりを催しましたが、その集まりの名称を、自宅近くにあったタクシード公園にちなみ、「タクシード・クラブ」と呼んでいました。
さて、ある大舞踏会を計画していたときのことです。
当時は、舞踏会といえば燕尾服(えんびふく)が常識でしたが、彼は、気楽に会を楽しんでもらうために服装をよりラフにしてしまおうと考え、カウズというイギリスの室内着を改良した新しいデザインの服を考案します。
そのデザインというのが、燕尾服の尻尾の部分を切った形でした。
そして、この服は、会の名前をとって「タキシード」と名づけられました。
これがタキシードの始まりです。
そしてこの服は、その後アメリカ中に広まっていきました。
前述したように、タキシードのデザインのもともとの形は、「堅苦しい燕尾服よりも気楽な礼服を」というものでした。
が、面白いことに、現代人の感覚からいえばむしろ逆に「堅苦しいタキシードよりも気楽な燕尾服を」で、このあたりに当時と現代の服装のデザインに関する感覚のズレが見られて興味深いです。

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カテゴリ:[雑学]