- category *
- Title list *
- RSS *
- Admin
ピアノは、ミスチューニングがある方が良い音がする?

ピアノは、内部にある弦をハンマーで叩いて、音を出す構造になっています。鍵盤のひとつひとつには、対応する弦が張ってあり、演奏者が何か鍵盤を弾くと、それに対応する弦が叩かれて音が出ます。が、ほとんどの弦は、1本ではなく、2~3本の弦で構成されています。つまり、ひとつの鍵盤が叩かれて出る音は、一見ひとつの音に聞こえますが、実は、複数本の弦が同時に振動して出る音なわけです。これは、音量を大きくするための工夫...
料理屋の盛り塩は、「お清め」のためではなかった?

夕方、お客がやって来る少し前の料理屋の玄関先は、静かで気持ちの良いものです。そこで目につくのは、ちょこんと盛りあげてある塩。夕陽の中に、白く浮き上がって見えます。さて、この塩は、「お清め」のためだと思っていらっしゃる方が多いようですが、どうもそれは違うようです。結論を先に書けば、この塩は、お客がたくさん来てくれるようにという「おまじない」なのです。盛り塩の始まりは、中国の故事に由来昔、中国の皇帝は...
「泡がたくさん出る洗剤の方が強力」ではない?

スーパーなどに行くと、たくさんの洗剤が並んでいます。それらの中には、泡がたくさん出るから汚れが良く落ちるのだ、といったことを売り文句にしているものもあります。それでは、洗濯をするときに出る泡の量と、汚れを落とす強さとは、本当に比例しているものなのでしょうか?確かに、洗濯をしているときに、泡が少ししか出ない洗剤よりも、たくさん出る洗剤の方が、何となく洗浄力が強いような気がします。が、洗剤というのは、...
子供の生まれにくい土地がある?

日本には、4000メートルを超える高山がないためか、高山病はあまり身近な病気ではないかも知れません。高山病は、酸素不足から起こる病気で、主な症状は、頭痛、めまい、息切れなどです。ひどくなると、意識障害が生じます。また、長期間高地で暮らせば、不妊症をもたらします。以下のような話があります。16世紀の半ば頃、アメリカ大陸に渡ってきたスペイン人の一部が、高度4000メートルのポトンという土地に入植したときのことで...
水道水に塩素を入れない、ヨーロッパのこだわりとは?

ゴンドラ運河巡り(イタリア)飲み水についての考え方として、アメリカでは、たっぷり塩素を入れて安心できる水をつくる、というものがあります。しかし、この点において、ヨーロッパはまったく逆。塩素などの薬品で水道水を処理するということは、それだけリスク(risk=危険)がともなうことになるので、できる限り、自然に近い形で飲料水を確保しようと考えています。水道水に塩素を入れない、ヨーロッパのこだわりとは?自然に近い...
フランスパンはフランスでは何と呼ばれている? - フランスパンの種類と特徴も紹介

バゲットフランスパンは、発送地である本場フランスでは、一体何と呼ばれているのでしょうか?また、何種類くらいあるのでしょうか?この記事では、フランスパンの種類と特徴もご紹介します。フランスパンとは?フランスパンは、フランスのパリ発祥のパンの総称で、日本では「バゲット」や「バタール」がよく知られています。フランスパンは、本国フランスでは 「pain traditionnel(パン・トラディスィヨネル)と呼ばれており、多...
酔っているときに怪我をすると、血が止まらない?

「親知らず」を抜いたあとに酒を飲むと、一晩中血が止まらなくなって困ってしまうといいます。また、酔っぱらって怪我をすると、なかなか血が止まりません。これは、何故なのでしょうか?「ちょっと酔っちゃった」普通、血管が破れて血が流れ出すと、破れた部分に赤血球や白血球が引っかかり始めます。するとそこに、血小板(けっしょうばん)がたくさんの繊維状のものを出して、納豆のように血球をからめて、固めてしまいます。それ...
実は、宇宙空間には約4000トンのゴミがある?

宇宙空間は、まったく何もない空間ではありません。彗星(すいせい)が撒き散らした無数のチリや、小惑星(しょうわくせい)の破片などが散っているのです。これらは、大気圏(たいきけん)に落ちてくると、流星となって燃え尽きます。問題なのは、これまで人間が宇宙に撒き散らしてしまったゴミです。それらの多くは、人工衛星の軌道上に捨てられています。これらを、「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」と呼びます。宇宙ゴミ宇宙ゴミには、使...
宇宙飛行士を悩ませる「宇宙酔い」とは?

車に乗って気分が悪くなるのが、「車酔い」、船に乗って気分が悪くなるのが「船酔い」ですが、実は、宇宙空間でも、同様の症状が出ることがあります。それが、「宇宙酔い」です。地上のいわゆる「乗り物酔い」の場合には、主に揺れによって耳の奥にある内耳(ないじ)の三半規管(さんはんきかん)や、前庭器官(ぜんていきかん)が混乱することから起こると考えられています。三半規管や前庭器官は、体の平衡(へいこう)をつかさどる重要...
え? 七草がゆには、もともと「草」は入っていなかった?

お正月の一月七日には七草がゆを食べますが、おせち料理でもたれた胃にはありがたく、季節感もあってなかなか良いものです。しかしながら、この七草がゆ、もともとは草を入れるものではありませんでした。七草がゆには、もともと「草」は入っていなかった奈良時代には、「七種」とかいてななくさと読み、七種類の穀物のかゆを食べていたのです。その七草のかゆとは、米、大麦、粟(あわ)、小麦、黍(きび)、大豆(だいず)、小豆(あず...