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えっ? 3本指で食べるのが、ヨーロッパの上流階級の証だった?

日本人がどんどん海外に旅行するようになった昨今、以前ほどマナーの悪い人は少なくなってきたとはいえ、スープを音をたてて飲んだりする人はまだまだいるようです。とはいえ、かの国とても、18世紀にフォークが普及するまでは、手づかみで食事をしていました。そればかりか、貴族でさえ、鼻は手でかむのがよしとされていたほどなのです。ヨーロッパでは、ローマ時代から11世紀ごろまで、貴族も平民も手づかみで食事をしていました...
図々しい? 茶目っ気がある? 変人を絵に描いたような内田百聞

どの世界にも変わった人間はいるものですが、文学の世界にも一風変わった性癖の持ち主がいます。夏目漱石門下の小説家、内田百聞(1889~1971)はその最たる1人でしょう。変人を絵に描いたような内田百聞内田百聞は、例えば借金をしに行くときにもわざわざ正装し、借りる金額以上の車代をかけて先方へ乗りつけたという有名な話があります。これひとつをとっても、いかに変人であったかがうかがえます。また彼には、大変人を食ったと...
「生ハム」は、本当に「生」なのか?

ハムは、一般家庭の食卓によくのる肉の加工食品ですが、「生」がついて生ハムとなると、ちょっと高級なイメージがあり、そう簡単に口に入るものではありません。ところで、この「生ハム」なのですが、本当に「生」なのでしょうか?「生ハム」は、本当に「生」なのか?本当に生であれば、火が通っていないということになりますが、生ハムにも火は通っています。生ハムが普通のハムと違う点は、くん煙温度なのです。普通のハムのスモ...
コーヒーの飲み方の元祖は、トルコ・コーヒーだった?

近年、日本では世界各国のコーヒーが飲めるようになりましたが、トルコ・コーヒーというのには、あまりお目にかかることがありません。これは、トルコを始め、ギリシャやエジプトで飲まれているコーヒーで、コーヒーの粉を漉(こ)さずに、ドロドロで苦い汁の上澄みをすするようにして飲むのです。実は、ヨーロッパに伝わる前は、皆こうしてコーヒーを飲んでいました。トルコ・コーヒーの淹れ方は?トルコ・コーヒーを淹(い)れるに...
将軍実朝の二日酔いを治した栄西のお茶

栄西(えいさい、ようさい)といえば、臨済宗(りんざいしゅう)の開祖ですが、その栄西は、一方で「茶祖」といわれたほどお茶に精通した人物でした。栄西は、禅宗の修行で中国に2度ほど渡りましたが、そのときにお茶の薬効に目をつけて日本に持ち帰り、筑前(ちくぜん)の背振山(せふりやま)に植えたのです。これが後に日本全国に広がり、現在のお茶があるわけなのですが、栄西は承元5年(1211年)には『喫茶養生記(きっさようせいき)』と...
花火は、ポルトガル人によって伝えられた?

日本は、世界一の花火生産国です。その技術もまた最高で、世界中に輸出されています。その花火は、最初は戦争のために開発されたものだったといわれています。火薬の製造とともに発明されて、戦争の合図として使われました。その花火の火花を大きくして、観賞用としたものが、慶長2年(1597年)にポルトガル人によって朝廷に献上されました。それから16年後には、徳川家康や秀忠に見せるために、江戸城中で花火の打ち上げが行なわれ...