「大統領」は、大工の棟梁のことだった?
「大統領は、明日きっとオレに会いに来るニャン」「来ないニャン」「来るニャン」「来ないニャン」、……
来る 来ない 花とネコ
写真は、こちらからお借りしました。

アメリカ合衆国のトップといえば、大統領ですね。
この「大統領」という言葉は、英語の「プレジデント(president)」を日本語に訳したものです。

プレジデントが大統領と訳されたきっかけは、1853年(嘉永(かえい)6年のペリー来航です。
このとき、ペリーはフィルモア大統領(Millard Fillmore、1800年 - 1874年)の親書を携(たずさ)えて浦賀に来航しましたが、幕府の役人たちは、「プレジデント」という言葉をどう訳したら良いのか分かりません。

何故なら、当時の日本は鎖国中で、海外の情報が制限されており、アメリカの政治制度についても良く分からなかったからです。
そのうえ、当時の日本には選挙制度もなく、選挙によって”民主的に”選ばれた権力者というのも存在していません。

そのため、役人たちは、この言葉を何と訳したら良いのか、途方に暮れてしまったのです。

そこで、当初は「国王」にしようという案もあったようなのですが、

「町人出身のフィルモアを王位で呼ぶのはいかがなものか?」

という意見が出て、議論は振り出しに戻ってしまいました。

そして、議論を重ねるうちに、

「それでは、町人の中で一番偉いのは誰?」

となったときに、最終的に選ばれたのが「棟梁(とうりょう)」という言葉でした。

棟梁というのは大工の頭(かしら)のことで、家を一見建てられる、尊敬される身分でした。

しかしながら、そのままの言葉で呼ぶわけにもいきません。
そこで、文字を「棟梁」から「統領」に変え、日本の将軍と釣り合うように、頭に「大」を冠して「大統領」としたのです。
語源・由来
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