稀代の超能力者は、いかにしてバケの皮をはがされたか?
かつて、福来友吉(ふくらい ともきち)博士という人物がいたのをご存知でしょうか?
元東京帝国大学(現:東京大学)教授で、日本で最初に超能力をマジメに研究した学者です。

福来友吉 博士
福来友吉 博士

その福来博士が、明治の終わりに、「この男こそ稀代(きたい)の超能力者だ」と折り紙をつけた人物がいました。
その人物の名前は、三田光一。
三田は、鹿児島湾に沈没(ちんぼつ)している松保丸というに、金の延べ棒が250本も眠っていることを”透視(とうし)”しました。

実際、潜水夫を雇ってその船を調べてみると、本当に金の延べ棒が入っているとおぼしき箱が出てきたのです。

マスコミは、こぞって大騒ぎ。
しかし、事件は意外な展開をみせました。
潜水夫たちが、いつまでたっても賃金を払ってもらえないことに業(ごう)を煮やし、鹿児島地裁判事(ちさいはんじ)の立会いのもと、その箱を開けてみたのです。

すると、出てきたのは、なんと、鉛に金メッキを施したインチキ延べ棒ではありませんか!

実は、三田の正体は、詐欺師でした。
三田は、以下のように考えたのです。

「透視能力者として有名になれば、金持ち連中から”資金”という名目で、たっぷりと金が吸い取れる」

かくして、おりからの”超能力ブーム”は完全に終わりを告げ、福来博士は東大教授を解任(かいにん)されることになります。
しかし、それでもなお、博士は独自に超能力の研究をすすめ、その研究遺産は、出身地の飛騨高山(ひだたかやま)にある福来記念館にひっそりと保存されています。
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