潜水調査船は、錘(おもり)を積んで潜り、錘を落として浮上していた?
世界有数の地震大国である日本。
その日本が、太平洋プレートの地質調査を行なうために開発したのが「しんかい6500」。
1989年(平成元年)に完成した「しんかい6500」は、その名の通り、最大6500メートルの海底に到達することができる有人潜水調査船です。

しんかい6500
しんかい6500
写真は、こちらからお借りしました。

さて、この「しんかい6500」は、2時間半で深度6500メートルに到達しますが、”潜水するときにはバラストタンクに水を注入し、1.2トンの錘を搭載して自らの重さで沈みます”。
そして、浮上するときには、その錘となっていた水を排水するのです。

海底6500メートルにおいては、1平方メートルあたり約680kgという、鉄の玉をも押しつぶしてしまうほどのとてつもない水圧がかかります。
そのため、「しんかい6500」の内径2メートル、定員3名のコックピットは、耐圧殻(たいあつこく、たいあつかく)で覆われています。
この耐圧殻は、最も外圧に強い真球に近い形になっており、素材には厚さが7.35センチのチタン合金が使われています。

ちなみに、「しんかい6500」には以前、万一致命的な事故が起こり、生還(せいかん)が不可能になった場合に備えて、「最期(さいご)に飲む酒」が持ち込まれていました。
そして、1年の終わりに、その酒の封を開けて無事を喜んでいましたが、現在では酒類の持ち込みは一切禁止となっています。

なお、乗務員の着るユニフォームには、F1ドライバーが着るものと同等の、難燃性(なんねんせい)の繊維が使用されています。
化粧品は油性で可燃(かねん)の可能性があるため、乗員の化粧は禁止されています。

以前、タレントの中川翔子が出演するTBS系の番組「飛び出せ!科学くん」の企画で乗り込んだ際には、使用する化粧品の可燃試験を行ない、合格した物だけが使用されました。

中川翔子 飛び出せ!科学くんチャレンジ・ドゥ・ザ・ディープ・シー 深海5,000mの大冒険

「しんかい6500」のスペック
全長:9.7m
全幅:2.8m
高さ:4.1m
空中重量:26.7トン
最大潜航深度:6,500m
乗員数:3名(パイロット2名+研究者1名)
耐圧殻内径:2m
通常潜航時間:8時間(潜水と浮上に5時間を要するため、実質的な調査時間は3時間)
ライフサポート時間:129時間
ペイロード:150kg(空中重量)
最大速力:2.7ノット(時速約5km)

搭載機器
ハイビジョンカメラ × 2基
塩分、水圧、圧力計、溶存酸素の測定器
デジタルカメラ × 1基
マニピュレータ (7関節) × 2基
可動式サンプルバスケット × 2台
その他航海装置等

参考にしたサイト
しんかい6500 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%97%E3%82%93%E3%81%8B%E3%81%846500
しょこたんの夢叶う、「しんかい6500」で芸能界初の深海の旅へ。 | Narinari.com
http://www.narinari.com/Nd/20090812078.html
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