コピー機は、静電気で動いていた?
コピー機

冬の乾燥した時期などに、金属製のドアノブを触ったときにピリッ!ときたり、セーターを脱ぐときに耳元でパチパチッ!と嫌な音を立てたうえに髪の毛が逆立ったりと、静電気は世間では嫌われ者でしょう。

が、そんな静電気が、重要な働きをしている機械があります。
そのひとつがコピー機です。

コピー機の心臓部である感光ドラムの表面は、光伝導体(こうでんどうたい)に覆われています。
この光伝導体は、光が当たると電気を逃がす性質があります。

コピーは、まずこの感光ドラムをプラスの電気で帯電させておきまず。
次に、コピーしたい原稿に光を当てて、その反射光を帯電した感光ドラムに当てます。

すると、原稿の白い部分からは強い反射光が発せられるため、ドラムはためていた静電気を逃がします。
逆に、原稿の黒い部分から発せられる反射光は弱いため、ドラムは静電気を保持します。

このように、”原稿の白黒の模様が、ドラム上に静電気の模様として再現されるのです”。

この状態で、マイナスの静電気を帯びた粉(トナー)を感光ドラムに振りかけます。
すると、今度は原稿の模様がドラム上のトナーの模様となります。

最後に、このドラムを紙に押しつけてトナーを移動し、高温にしてやります。
すると、トナーに含まれているプラスチックが溶けて、紙に焼きつくのです。

このように、コピー機においては、静電気が重要な役割を果たしています。
世間では嫌われ者の静電気ですが、もしも静電気がなかったならば、現行のコピー機は成り立たないのです。
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