鳥は、何故電線に止まっても感電しない?
鳥 電線

この疑問に答えるためには、まずは感電とはどういうことなのかを知る必要があります。

感電とは、外から電圧が加わって、体の中に電流が流れ込む現象(げんしょう)をいいます。
つまり、感電の原因は”電流”です。
そして、電流は水と同じように、電圧(でんあつ)の高いところから低いところへと流れる性質(せいしつ)があります。
電圧差がないと、電流は流れません。

体の中に電流が流れ込んだ場合、1ミリアンペアの電流だと、わずかにピリッと感じる程度ですが、10ミリアンペアになると、かなりの痙攣(けいれん)を起こします。
50ミリアンペアになると、心臓の筋肉が痙攣を起こし、死ぬ危険性が出てきます。

このように、体の中に流れ込んだ電流は、少しの違いであっても、体に対する影響は大きく異なります。

また、電圧が高くなればなるほど、より大きな電流が体の中に流れ込みます。
感電死の直接の原因は電流ですが、やはり、高電圧の電流は危険なのです。

さて、よくが電線に止まっているのを見かけますが、この様子をよく見ると、鳥は1本の電線に両足を揃(そろ)えて止まっています。
この場合、電線の抵抗(ていこう)は非常に小さくて、くわえて鳥の2本の足の間隔は狭いので、両足間の電圧差は、事実上0ボルトです。
なので、鳥の体には電流が流れ込みません。
それで、感電せずに止まっていられるのです。

しかし、もしも大きな鳥が、2本の電線にまたぐような格好(かっこう)で止まった場合には、2本の電線の間には電圧差があるので、鳥の体には電流が流れ込み、感電します。

そしてたちまち、焼き鳥になって落ちてくることでしょう。【><】
雑学 豆知識
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