電力量計は、「アラゴの円板」の原理を利用している?
電力量計 電力計

屋外に備えつけられている電力量計。
良くみると、中で円板がクルクルと回っています。
この円板には、どのような意味があるのでしょうか?

電力量計は、物理学で有名な「アラゴの円板」と呼ばれる現象を利用しています。
アラゴの円板とは、糸でつるされたアルミの円板の下で磁石を回転させると、円板がつられて回転し始める現象のことです。
”これが鉄の円板であれば当然磁石の影響を受けますが、磁石とは関係のない、アルミの円板が回転するのです”。

そして、電力量計に使われている円板も、アルミでできています。

この「アラゴの円板」の現象は、「変化を打ち消す方向に電気現象は起きる」という電磁誘導(でんじゆうどう)の法則で説明されます。
磁石を動かすと磁場(じば)が変化し、これを打ち消そうとする渦状(うずじょう、グルグル回る)の電流が円板の中に生まれます。
そして、この渦電流(うずでんりゅう)が磁石から力を受けて、円板を回転させるのです。

アラゴの円板と フレミング左手の法則

電力量計では、回転する磁石の代わりに、コイルを円板の上下に配しています。
下のコイルに流す電流のタイミングをずらして、回転する磁石に相当する磁力を生み出しているのです。

電力量計 原理
上記2枚の写真は、こちらからお借りしました。

そして、”このコイルは屋内配線に通じているため、電気がたくさん使われれば、それだけコイルを流れる電流が増え、円板が速く回転します”。
この回転数を測ることで、使用電力量を算出しているのです。
雑学 豆知識
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