実は、宇宙空間には約4000トンのゴミがある?
宇宙空間は、まったく何もない空間ではありません。
彗星(すいせい)が撒き散らした無数のチリや、小惑星(しょうわくせい)の破片などが散っているのです。
これらは、大気圏(たいきけん)に落ちてくると、流星となって燃え尽きます。

問題なのは、これまで人間が宇宙に撒き散らしてしまったゴミです。
それらの多くは、人工衛星の軌道上に捨てられています。
これらを、「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」と呼びます。

宇宙ゴミ
宇宙ゴミ

宇宙ゴミには、使命を終えた人工衛星や、切り離されたロケットなどの大きなゴミから、機体の破片や、スパナ、ネジ、ボルト、グローブのような小さなゴミまで、さまざまなものがあります。

専門家によれば、地球の周りに浮かぶ宇宙ゴミは、1mm程度のものも含めると、1億個にも及ぶとのことです。
このようなゴミは、ロケットを打ち上げるたびに増えていきます。
現在では、重さにして3000~4000トンの量の宇宙ゴミがあるといわれています。

そのうち、2,000個ほどが直径10cm以上で、危険性が高いです。
が、小さすぎて正確に把握できないネジのようなものでも、軌道中の衛星や、乗組員のいる国際宇宙ステーションに衝突(しょうとつ)すれば。壊滅的(かいめつてき)な被害を与えるといいます。

地球の周囲では、数百万個の宇宙ごみが猛スピードで回っており、人工衛星に衝突したり、地上に落下したりする危険があります。

実際、1978年には、旧ソ連の軍事衛星の残骸(ざんがい)がカナダに落下し、燃料の放射性物質が飛散しました。
1996年には、フランスの小型偵察衛星がロケットの破片と衝突して破損。
1997年には、米国のロケットの燃料タンクが米国の民家に落下。
また、2001年には、ロシアの宇宙ステーション「ミール」の部品(計約20トン)が大気圏で燃え尽きず、南太平洋に落ちています。

現在、10cm以上のゴミについては、「宇宙ゴミ監視システム」によって、位置が特定され、監視されています。
そのため、ロケットを飛ばすときは、これらを避けて飛ばすことができるのです。

今後は、これ以上宇宙ゴミを出さないような工夫が必要です。
文部科学省は、「宇宙ごみ対策はもはや放置できない緊急課題。廃棄(はいき)する衛星を太平洋に落とす場合、日本上空を通ることが多く、ごみを出さない対策は国益にとっても重要だ」(宇宙政策課調査国際室)としています。
併(あわ)せて、たまってしまったゴミを片付ける必要があります。

現在、理化学研究所や欧州の研究機関などが協力して、小さな宇宙ゴミにレーザー光線を当てて減速(げんそく)させ、大気に突入させる方法を開発しています。
大気に突入したゴミは、燃え尽きて消えてしまうわけです。
専用の人工衛星を打ち上げれば、小さなゴミの大部分が5年ほどで除去できるということです。

参考にしたサイト
ハッブル宇宙望遠鏡、宇宙ゴミ: tonarino.net
http://tonarinoanoko.seesaa.net/article/1798927.html
宇宙ゴミ:スペースデブリ-僕らは星のかけら
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/nature/2005/03/post.html
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