あまりに悪質な手法、「ヘッドハンティング詐欺」にご用心!
ヘッドハンティング 面接 脚を組む

ヘッドハンティングというのは、本来他社から優秀な人材を集めるために行なわれるもので、日本でも当たり前のことになってきています。
この不況下で、終身雇用制(しゅうしんこようせい)や年功序列(ねんこうじょれつ)といったシステムが崩れ、会社への忠誠心が薄らいできたからでしょう。

しかし、このご時世、そうそううまい話がころがっているわけはありません。
「自分を認めて欲しい」という人間の心理につけ込んだ、「ヘッドハンティング詐欺(さぎ)」なるものも登場しています。

この詐欺の手口は、おおむね以下の通りです。
まず詐欺師は、ヘッドハンティング会社のスカウトだと名乗り、あなたに接触してきます。
そして、以下のようにいいます。

「A社が、優秀な人材を探しています。一度話を聞いてもらえませんか?」

これが、彼らの常套句(じょうとうく)です。
もちろん、A社は、名のある大企業です。

そして、

「ところで、…」

と、詐欺師は続けてきます。

「ヘッドハンティングというのは、極秘裏(ごくひり)に行なわれなければなりません。話が洩(も)れて、引き留めがはじまってはまずいからです。くれぐれも、他言(たごん)はしないでください。A社に直接お尋ねになっても、この話は存在しないことになっています」

そうして、あなたがこの話を信じ込み、契約書にサインをし、多額の保証金を相手に預けたところで、詐欺師の勝ち。詐欺師は、さっさとトンヅラを決め込むでしょう。

この詐欺のポイントは、巧みに「ないしょ話」を仕掛けているところにあります。
本物のヘッドハンティングも、このような手順で進められるので、疑う人は少ないのです。
何よりも、スカウトの話がくるというのは、誰にとってもうれしいこと。
そこに、心のスキができてしまいます。
そして詐欺師は、そこにつけ込むのです。

最近では、このヘッドハンティング詐欺が、悪質なリストラの方法として使われることもあるといいます。
会社が、業者に頼んで、リストラしたい人に声を掛けさせ、その人が少しでも応じたら、退職を促す口実にするのです。

やはり、うまい話にはのらないよう、ご用心!
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