消費者の心理を逆手にとる高値のトリックとは?
ドリンク剤

今、あなたの目の前に、3本のドリンク剤があるとします。
銘柄はすべて同じで、値段は、Aが1本300円、Bが1本600円、Cが1本3000円です。

さて、もしあなたが、どうしても今すぐ元気になりたいというとき、どれを選ぶでしょうか?

あるいは、香水でもいいです。
Aは一瓶1000円、Bは一瓶3000円、Cは一瓶5000円です。
今夜が勝負というとき、あなたはどれを選ぶでしょうか?

品質が価格に正比例するとすれば、もちろんCが正解、ということになります。
しかしながら、実際には1本3000円のドリンク剤は1本300円のドリンク剤の10倍元気になることはありませんし、一瓶5000円の香水は、一瓶1000円の香水の5倍「いい香り」がする、ということもありません。
がそれでも、本当にその日が勝負なら、Cを選ぶ人が多くなります。

商品に設定されている価格には、それなりの根拠があります。
それが実経済の法則だからです。
価格が高いものは、きっと良い材料を使っているか、手間ヒマをかけてていねいにつくられたものに違いない、そう考えて当然です。

しかし、この法則を逆手に取れば、高い価格をつけることで、「きっと品質が最高なのだろう」と思わせることもできます。
これが、高値のトリックです。

実際のところ、ドリンク剤や化粧品の品質は、素人にそうそう分かるものではありません。が、高値のものを使えば、使っている人は満足感が得られ、いい気分になれます。

また、その商品が時計やクルマのように、目に見える物である場合には、周りの人にも「高い物をつかっているなあ」と分かり、みずからのステータスを引き上げるという効果もあります。
これらを期待して、人は高値の商品に飛びつくのです。

実際、高級車といわれるクルマに乗っている人の中には、それが「値段相応の高性能」だからではなくて、「単に価格が高いから」乗っている、という方も、けっこう多いのではないでしょうか?
雑学 豆知識
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